「フィールド」機能の使用開始にあたって

検査作業の追跡、品質管理など、建設現場での作業が円滑に進むように後押しします。

主な機能

  • 「課題」ツールによって、現場検査中に発見された問題を記録に残すことができ、修正・解決するまでの進捗を追跡できます。各課題には、現在どの修正段階にあるのかを示すステータスが掲載されると共に、現在どの担当者の手にあるのかを素早く確認できます。
  • 各課題には固有の課題番号と監査証跡が残るため、「誰が何をしたか」を簡単に確認することができます。
  • 「検査」ツールは、あらかじめ定義・設定された現場検査用シートとして利用することができます。チェックリスト形式や、入力可能なPDF形式のフォームを利用できます。
  • 「日報」 ツールでは、天候や現場番号、機材など、重要な現場情報を記録に残すことができます。項目や入力欄は、お客様の現場のニーズに合わせて、カスタマイズ可能となっています。
  • 「パンチリスト」 ツールを利用して、関連する課題を1つのグループに分類することで、1つの画面で課題を作成、管理、共有、追跡 することができます。「パンチリスト」を使用するためには、「課題」ツールと同じアクセス許可が必要です。「パンチリスト」ツールがお客さまの組織で利用可能になっていない場合は、 Aconexプロジェクトのオーナー組織のプロジェクト管理者 に連絡して、お客様の組織で利用可能(有効)にするようにサービスリクエストを送信してリクエストする必要があります。 
  • レポートを使用して、 課題や検査作業を追跡したり、 課題リストをExcelにエクスポート してその他の利害関係者などに送信できます。
  • モバイルアプリ を使用して、現場に居ながらにして、情報を取り込んだり、確認することができます。

初期設定

ステップ1: フィールドプロジェクトの管理者を追加

  • フィールドプロジェクトの管理者は、プロジェクトで使用するエリアと課題タイプを設定します。
  • また、フィールドで作業をするユーザーやその他の組織を追加します。
  • フィールドプロジェクトの所有権は、変更できます。つまり、フィールドプロジェクト管理者は、どの組織からでも選出できます。Aconexプロジェクトのオーナー組織である必要はありません。

 

ステップ2:エリア階層の設定

  • フィールドのプロジェクト管理者は、ユーザーを追加する前に、おおもとのエリア階層 を設定する必要があります。
  • おおもととなる階層が設定されたら、いつでもエリアを追加/削除 できます。エリアが削除されると、その下層にあるサブエリアも削除されます。(エリアに課題が追加されている場合など)すでに使用されているエリアは、削除することはできません。
  • フィールドのプロジェクト管理者や検査担当の管理者は、 場所情報候補を設定できます。そうすることで、検査担当者が現場で課題を追加する時間を短縮できます。場所情報候補は、作成した組織の検査担当者にのみ表示されます。各組織が作成した場所情報リストは、各組織で個別に管理します。

 

ステップ3:課題タイプと説明を設定 

  • フィールドプロジェクト管理者は、プロジェクトで使用する課題タイプを設定します。 課題タイプは、課題を分類したあとで課題を探しやすくするために使用されます。
  • プロジェクトフィールドを使用すると、課題に関する詳細をさらに記入すことができます。
  • 場所情報詳細と同様に、フィールドのプロジェクト管理者や検査担当者の管理者は、課題内容候補を設定することができます。 候補を設定しておくことで、検査担当者が現場で課題を追加する時間を短縮できます。課題内容候補は、作成した組織の検査担当者にのみ表示されます。各組織が作成した課題内容リストは、各組織で個別に管理します。

 

ステップ4:検査シートの雛形を作成

ユーザーと組織を追加

  • エリアが設定されたら、フィールドのプロジェクト管理者は、課題や検査、日報作業で協働するユーザーを追加することができます。
  • 追加方法に関する詳細は、社内ユーザーを追加または 他社を追加をご参照ください。
  • 作業内容によって、異なる役割を割り当てることができます。詳細は、 フィールドでのユーザーの役割と許可設定をご参照ください。
  • 協働作業者を追加する際、課題や検査の割当/共有設定を選択します。追加した組織側でも、貴社を追加して協働作業できるようにし、貴社と課題を割当/共有するかどうか設定する必要があります。

課題機能のしくみ

  • 検査担当者は課題を作成 します。課題ステータスは「要対応」と表示されます。
  • 検査担当者は、修正作業を担当するユーザー/組織に課題を割当て ます。ステータスは、「要対応」のままです。
  • 課題は、新たに作成しなくても、他の割当先に再割当てできます。
  • 割当先(担当者)は課題を修正し、 ステータスを「作業済」に変更します。 注意:「作業済」に設定した課題は、割当元の検査担当者には「検査の準備完了」と表示されます。
  • 検査担当者は課題を点検し、「完了済」や「協議中」に ステータスを変更 します。

検査機能のしくみ

  • 検査担当者は、公開済みのチェックリストテンプレート一覧から 検査作業を開始 します。
  • 検査は自社プロジェクトの他の組織に割当て または 共有できます。
  • 新規検査には、「未開始」のステータスが表示され、作業が始まると「進行中」に更新されます。作業が完了すると、検査担当者が「完了済」に変更します。
  • 検査に必要な項目以上の項目が検査シートに含まれていた場合など、すべての項目に記入されていなくても、いつでも検査を完了済にすることができます。
  • 必要に応じて、完了済の検査シートを再開して、作業を続けることができます。その際、再開する理由を提供するように求められます。