モデルの位置合わせ

ビューア内ですばやくモデルを正しい位置に合わせることができます。

複数のモデルで作業をしていると、ビューア内のモデルが正しい位置に表示されるように配置を調整する必要がある場合があります。位置合わせアシスタントを使用すると、わずかなクリックで各モデルの位置合わせを行うことができます。各モデルにアンカーポイントを2つ選択するだけで、モデルが所定の位置に移動します。必要に応じて手動で調整することも可能です。

BIMの調整がうまくできていれば、Aconex内でモデルの位置を修正する必要はありません。モデル配置の問題が生じた場合は、モデル配置の値を変更するのではなく、作成元に戻って正しい座標系に更新するのがベストです。これにより、モデルファイルを他のビューアで使用する際の混乱を防ぐことができます。

デフォルトでは、Aconexモデルに追加されたRevitファイルは、共有座標系を使用します。一部モデルの下位互換性に対応するために、内部原点を選択できます。IFCモデルは、オーサリングツールからエクスポートされた時に提供された座標値を使用します。RevitからIFCファイルをエクスポートする場合は、必ず共有座標系を使用してエクスポートするように選択してください。通常、この設定はIFCエクスポートのデフォルト設定です。Navisworks や Revitで設計課題を作成する場合、モデルの位置合わせに使用する方法は、Aconexモデルで使用する方法と同じでなければなりません。

モデルの位置合わせと表示の問題は、以下のような場合に発生します。

  • 複数モデル/連合モデルが同じ座標系を使用していない。
  • 外部ツールで作成された設計課題が、Aconexで使用されているものと異なる座標系を使用している。

このような問題を回避するには、すべてのモデルで同じ座標系を使用するようにしてください。

モデルの位置合わせ

位置合わせアシスタントを使用するには、ビューアに最低2つのモデルが読み込まれている必要があります。

位置合わせアシスタントは、位置を揃えたいモデルにピンを2つ追加するように促すことで動作します。次に、参照モデルの同じ相対位置にも2つのピンを追加します。すると、最初のモデルがピンの位置に基づいて参照モデルの位置に揃えられます。

以下の例では、点群データと3Dモデルの位置を合わせて、現実と設計を比較します。
  1. ビューアのツールから、ドロップダウンをクリックして、モデルの位置合わせを選択します。
  1. 位置を合わせるモデルを選択します。ビューアで対象モデルの位置が移動します。
  1. 位置合わせアシスタントをクリックします。
  1. ピンを追加をクリックして、位置を合わせるモデルに最初のピンを追加します。マウスをクリックしてピンを配置します。
  2. 再度ピンを追加をクリックして、2つ目のピンを追加・配置します。
  3. 次へをクリックします。
  1. モデルにズームをクリックし、位置を合わせたい参照モデルを選択します。
  1. 参照モデル上の適切な位置にピンを2つ配置します。
  2. Align(位置を合わせ)をクリックします。
  3. 最初のモデルが位置を移動し、配置したピンに基づいて参照モデルと位置が揃います。 
  4. 手動調整を使用して、モデルの位置を微調整することもできます。

モデルの位置を手動で調整する

  1. 更新したいモデルを選択します。
  2. 変更するには、鉛筆アイコンをクリックします。注:モデルの編集権限が付与されているユーザーにのみ、鉛筆アイコンが表示されます。
  3. 変更内容は、ビューア上でリアルタイムに表示されますが、保存するまではその場だけの表示となります。値をすべてゼロに戻すか、モデルをアンロードして再読み込みすることで、変更をクリアできます。
  4. 保存をクリックして変更を確定します。

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