パッケージ管理者・編集者の管理

パッケージにアクセスできる権限や編集できる権限を制御します。

社内でパッケージを使用しているすべてのユーザーは、パッケージとその内容を表示できますが、編集できるユーザーは、許可設定で指定する必要があります。そのようなユーザーを「パッケージ管理者」や「パッケージ編集者」と言います。

パッケージ編集者とパッケージ管理者の違いは?

パッケージを作成したユーザーは、デフォルトでパッケージ管理者となります。パッケージ管理者は、パッケージの共同作業者(管理者/編集者)の役割を追加、削除、変更する権限を持ちます。また、パッケージを終了にしたり再開する権限も保有しています。

パッケージ編集者は、他のパッケージ編集者を追加、削除できる権限を持ちます。

下表では、それぞれの役割が実行可能な動作を示しています。

  編集者 管理者
パッケージを編集
編集者を追加
管理者を追加  
子パッケージを追加  
パッケージを移動  
パッケージを終了/再開する  
パッケージを使用停止にする  
パッケージを削除する  

役立つ情報・アドバイス

管理者や編集者として追加したユーザーは、自動的に配信リストにも追加されます。

管理者/編集者を追加/編集

  1. メインメニューのパッケージをダブルクリックしてパッケージ保管箱を開きます。
  2. 編集するパッケージをクリックします。
  3. 左側のパネルにある共同作業者を選択します。

画面のメイン部分に、そのパッケージの編集者と管理者のリストが表示されています。ここで、アクセスレベル(編集者/管理者)を変更したり、パッケージを編集できる権限を取り去ることができます。また、他の編集者や管理者を追加することもできます。 

  • 新規パッケージ管理者・編集者を追加するには、「ユーザーを追加」のフィールドにそのユーザーの名前を入力します。
  • 追加されたユーザーはデフォルトで編集者として表示されます。アクセスレベルを変更するには、ドロップダウンメニューのオプションから選択します。
  • 共同作業者を削除するには、クロスマーク「X」をクリックします。

複数の組織から「編集者」を追加する場合

複数の組織にパッケージを編集させたい場合、パッケージのバージョン管理について注意する必要があります。パッケージが編集されるたびに、新しいバージョンが作成されます。

プロジェクトで、複数組織がパッケージを編集する必要がある場合は、いつ、どの組織が更新するのかについて、明確な計画を立てておく必要があります。もし他の組織と同時に更新した場合、ご自身が加えた更新内容は、同時に更新した他の組織の変更内容に上書きされてしまう可能性があります。

パッケージ更新後は、最新バージョンを他社に送付することをお忘れなく。こうすることで、どの組織も最速で最新バージョンのパッケージを入手でき、ご自身が作成したバージョンのパッケージが、他社の変更に上書きされる可能性を低減できます。

管理者/編集者を一括編集

  1. 更新するパッケージを選択します(最大1000件まで)。
  2. パッケージ管理をクリックして、「管理者/編集者を一括編集」を選択します。

役立つ情報・アドバイス

選択したパケージの中で共同作業者を編集する許可がないものは、自動的に選択から除外されます。

  1. 一括編集パネルでできること:
  • ユーザーを追加をクリックして、管理者や編集者を追加。
  • 鉛筆アイコンをクリックして、共同作業者のアクセスレベルを編集。
  • 削除アイコンをクリックして、共同作業者をパッケージから削除。
  1. 編集が終わったら更新ボタンをクリックします。

役立つ情報・アドバイス

配信リスト を一括で編集することもできます。

アクセスレベル、ステータス、権限について

共同作業者として追加されたユーザーは自動的に 配信リスト にも追加されます。これは、パッケージ内でユーザーを追加した場合も同様です。

アクセスレベル

アクセスレベルには、「管理者」、「編集者」、「パッケージによって異なる」の3種類があります。

「パッケージによって異なる」のアクセスレベルは、選択されたすべてのパッケージの共同作業者にはなっていないか、パッケージによってアクセスレベルが異なることを意味します。例えば、あるパッケージでは管理者になっていて、他のパッケージでは編集者になっている場合などです。アクセスレベルを変更できる権限がある場合は、ご自身で「パッケージによって異なる」から「編集者」などに変更することができます。「パッケージによって異なる」から「編集者」などに変更すると、まだ編集者となっていない(参加していない)パッケージにも自分を追加することになります。同時に、「管理者」となっているパッケージのアクセスレベルが「編集者」に格落ちすることにもなります。

ステータス

配信リストのステータスには、「リストに掲載済」「パッケージによって異なる」の2種類あります。

「リストに掲載済」のステータスは、選択されたすべてのパッケージの配信リストにご自身がすでに含まれていることを意味します。「パッケージによって異なる」のステータスは、 あるパッケージではリストに掲載されていて、他のパッケージでは掲載されていないことを意味します。「パッケージによって異なる」 から「リストに掲載済」に変更した場合、まだリストに掲載されていないパッケージの配信リストにも追加されることになります。 

権限

アクセスレベルの編集権限については、パッケージ内で共同作業者を編集する場合と同じルールが適用されます。つまり、選択された1つのパッケージでご自身が編集者になっている場合は、管理者を追加したり、既存の編集者を管理者に格上げすることもできません。選択されたすべてのパッケージで共同作業者を編集する権限がない場合は、そのことを告げるメッセージが表示されます。

 

役立つ情報・アドバイス

管理者および編集者は、「編集者」を削除できますが、管理者を追加/削除したり、編集者を管理者に変更できるのは、「管理者」だけです。

パッケージ管理者がプロジェクトや組織から退いた場合はどうなりますか?

管理者がプロジェクトから離脱したなどの理由により、パッケージに管理者がいなくなった場合は、適切な権限が付与されているユーザーによって新しいパッケージ管理者を追加することができます。

実行するユーザーのユーザーの役割にパッケージ管理者の権限が割り当てられている必要があります。この権限によって以下の操作を実行できます。

  • 自社が管理するパッケージに新規管理者を追加。
  • 以下の条件が満たされた場合に、他社が管理するパッケージの管理者の役割を、個別パッケージごとに引き継ぐことができます。
    • 実行するユーザーがプロジェクトオーナー組織のユーザーである場合。
    • それまでパッケージを管理していた組織が、プロジェクトの アーカイブステータスに設定 されている場合。

他社が管理したパッケージの管理者の役割を引き継ぐ

  1. 変更したいパッケージをクリックします。
  2. 左側のパネルにある共同作業者をクリックします。
  3. 上記条件が満たされている場合、「管理者を引き継ぐ」ボタンが表示されます。
  4. 「管理者を引き継ぐ」をクリックすると、ご自身が管理者として追加され、当該パッケージに関する管理者権限をすべて受け継ぐことになります。この変更によって影響を受ける全組織のパッケージイベントログに、新規イベントとして追加され、プロジェクトオーナー組織が当該パッケージの管理者権限を引き継いだことが記されます。

注意:プロジェクトオーナー組織によるパッケージ管理者権限の引継ぎは、個別パッケージごとでしか実行できません。

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