ダッシュボードを使用してボトルネックを特定

作業工程の進捗情報を視覚的に理解しやすい形で捉え、リスクやパフォーマンスを的確に判断します。

ここでは、ACX@Training & Practiceプロジェクトの建設マネージャーが作業工程のボトルネックを特定し、解消しようとしていることを想定します。

具体的に、知りたい情報は以下のとおりです。

  1. 自ら開始した工程のうち、期限超過/未処理の件数は?
  2. 最も期限超過件数の高い工程は?
  3. 期限超過の工程のうち、各工程の遅延日数と平均遅延日数は?
  4. 進行を停滞させ、返答を促す必要がある組織は?

上記の情報を入手するために、ダッシュボードを使用します

まず、適切なフィルターを使用する必要があります。

  • Actionフィルターから、Expecting response(返答待ち)を選択します。
  • Involved As(立場)フィルターからInitiator(発信元)を選択します。

期限超過/未処理の工程を特定

建設マネージャーが始動した作業プロセスの詳細が表示されます。始動した合計24のプロセスのうち、すべてが期限超過となっています。期限超過の工程のうち、最も期限超過が多いプロセス名が棒グラフに表示されています。

以下のプロセスが期限超過であることがわかります。

  • 「Request for Information(情報提供依頼)」20件
  • 「Non-conformance(不適合)」2件
  • 「Progess/Payment Claim(進捗/支払い請求)」1件
  • 「Variation (工事変更)」1件

24件のプロセスの平均遅延日数は、2230日です。

RFIプロセスの詳細を見てみましょう。
プロセスセレクターからRequest for Information(情報提供依頼)を選択します。

各工程の遅延日数

ドーナツグラフでは、すべてのRFIの状況が表示されています。すべて期限超過です。
More Details(詳細表示) をクリックすると、遅延日数や停滞先、期間、その他各RFIプロセスに関する情報が表示されます。

作業の進行を妨げている組織

一番下の表には、期限超過のRFIにまだ返答していない組織が表示されています。
More Details(詳細表示)をクリックすると、各プロセスの遅延日数などの情報が表示されます。