メールベースのプロセスとは

Aconex ダッシュボードでのプロセスの定義についてご紹介します。

Aconexでは、RFIや変更依頼などの典型的な建設プロセスはメールを使用して管理されます。プロセスには、多くの場合異なる組織間の複数のメールが含まれ、異なるメールタイプを使用しています。1つの識別子でメールスレッド全体を定義し、追跡することができます。これを、「メールベースのプロセス」と呼んでいます。

各プロセスはプロジェクト単位で設定・把握され、一意のプロセス番号で特定されます。プロセス番号は、プロセス内の全メールの参照番号から取得されます。

プロセスの定義

プロセス開始: プロセス開始時に使用されるメールタイプ。スレッドの最初のメールです。

プロセス終了: プロセスを終了するために使用されるアクションまたはメールタイプ。例えば、「情報依頼」のプロセスは、返信時にメールタイプの「情報依頼への返答」が使用されとき、または開始したメールが完了済みになったときに終了するかもしれません。特定の期間アクションがない場合、自動的にプロセスを終了させるように設定することもできます。

以下のプロセスは、Aconexダッシュボードであらかじめ設定されています。これらは編集/削除可能で、新規プロセスを作成することもできます。

  • Request For Information(情報依頼)
  • Variation(契約変更)
  • Progress Claim(出来高請求)
  • Non-Conformance Report(不適合報告)
  • Technical Query(技術照会)
  • Design Query(設計照会)
  • Change Request(変更依頼)
  • Extension of Time(工期延長)


下図は、変更依頼プロセスの例です。プロセスはメールタイプ「変更依頼」で始まっています。開始したメールが完了済になったとき、プロセスは終了します。

プロセスは、特定の組織に対してではなく、プロジェクトレベルで構築されます。つまり、ある組織が、特定のプロセスを見ているとき、常にプロジェクトの視点で捉えています。
下図の例では、コンサルタント組織は、「情報依頼」としてメールを受け取っていますが、このプロセスを「変更依頼」と捉えています。なぜならコンサルタントは大枠である「変更依頼」プロセスの一部として「情報依頼」に関与しているからです。

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