AconexからのEメールの送受信を改善する方法

AconexプラットフォームからのEメールの送受信を改善するために、ご使用のEメールサービスプロバイダーやIT部門ができることをご紹介します。

Aconex間で送受信されるEメールは、2つの方法で検証されます。1つはAconexプラットフォーム内で、もう1つは、自社のメールサーバーによって行われます。メールサーバーのチェックに失敗すると、スパムと判断され、メールを受け取れなくなる可能性があります。

Aconexが使用するセキュリティー対策を知り、メールサーバーに設定を追加することで、メールの受信可能性を確保し、Aconexのメールがスパムと判断される可能性を低減することができます。

IT部門やEメールサービスプロバイダーがこれらの設定を追加する必要がある場合があります。

AconexからのEメールは、以下のセキュリティー機能で送信されます。

  • Eメールは、dcegbuses.ocs.oraclecloud.com または construction.ocs.oraclecloud.com のドメインでそれ自身を識別するメールサーバーから送信されます。
  • お役様のEメールサービスはSPFを使用して、当社のメール送信サーバーが正しいインターネットアドレスを使用していることを確認できます。
  • お役様のEメールサービスはDKIMを使用して、受信したメールが変更されていないことを確認できます。
  • お役様のEメールサービスが暗号化をサポートしている場合、当社はメールを暗号化してからお役様のEメールサービスに送信します。

Aconexが送信するEメールはすべて、 @aconex.com、 @us.aconex.com、 @au.aconex.com、 @eu.aconex.com、@me.aconex.com または@ksa.aconex.comで終わるメールアドレスから送信されます。

Lobbyからのメールはすべて、@scp-lobby.us.construction.ocs.oraclecloud.com または@identity.oci.oraclecloud.comで終わるメールアドレスから送信されます。

IDCSからのメールはすべて、oracle.comで終わるメールアドレスから送信されます。注:自社が独自のIDCSストライプを管理している場合は、このメールアドレスを変更することができます。 

また、すべてのメールには、有効なDKIMキーとSPFレコードが付与されています。

ステップ1:Aconexから受信したEメールを許可および/またはフィルタをバイパス

以下の条件にあてはまるEメールについて、受信を許可またはフィルタをバイパスするよう、メールサービスプロバイダーまたはIT部門に依頼してください。

  • @aconex.com、@us.aconex.com、 @au.aconex.com@eu.aconex.com@me.aconex.com、@ksa.aconex.com、@construction.ocs.oraclecloud.com、 @oracle.com、 @scp-lobby.us.construction.ocs.oraclecloud.com または@identity.oci.oraclecloud.comで終わるメールアドレスから送信されたEメール。
  • Eメールに有効なDKIMキーがある。
  • Eメールに有効なSPFレコードがある。
  • cegbuses.ocs.oraclecloud.com または construction.ocs.oraclecloud.comで終わるEメールサーバー名から送信されたEメール。

DKIMキー(電子署名方式の送信ドメイン認証)の詳細については、https://help.dyn.com/articles/dkim/ (英語)をご参照ください。

SPFレコード(送信元メールサーバのIPアドレス判別方式の送信ドメイン認証)の詳細については、ttps://help.dyn.com/articles/spf/(英語)をご参照ください。

ステップ2: Aconexから受信したメールのスロットリングを無効にする

お客様のメールサーバーは、同時に大量のメールが受信されると、Aconexからの受信メールを一時的に拒否したり、遅延させたりすることがあります。これを「スロットリング」といいます。

このような場合には、ご利用のメールサービスプロバイダーやIT部門に、@aconex.com、 @us.aconex.com、 @au.aconex.com、 @eu.aconex.com、@me.aconex.com で終わるメールアドレスから受信するメールのスロットリングを無効にするようご依頼ください。

ステップ3:. 必要に応じてIPアドレスを許可する

Eメールサービスやスパムフィルターは、IPアドレスではなくサーバー名に基づいて受信メールを許可するように設定することをお勧めします。

当社のEメールサーバーは、以下の名前付け形式を使用しており、フィルタリング/スロットリングに使用することができます。

  • *.cegbuses.ocs.oraclecloud.com
  • *.construction.ocs.oraclecloud.com

IPアドレスは随時変更される可能性があるため、Eメール通知の送信にどのIPアドレスが使用されたのか断定することはできません。

お客様のサービスプロバイダーやIT部門は、SPFレコード(下記リスト参照)をチェックすることで、いつでも弊社のメールサーバーのネットワークアドレスの最新リストを入手することができます。

  • _spfses.aconex.com
  • us1.cegbuses.ocs.oraclecloud.com
  • eu1.cegbuses.ocs.oraclecloud.com
  • au1.cegbuses.ocs.oraclecloud.com
  • me1.cegbuses.ocs.oraclecloud.com
  • me2.cegbuses.ocs.oraclecloud.com
  • scp-lobby.us.construction.ocs.oraclecloud.com
  • aconex.com (上述のSPFレコードを含む)

役立つ情報・アドバイス

ご使用のファイアウォール/許可リストに必要な場合は、URLに基づくルールをご使用ください。 各Aconexインスタンスのリンクをご参照ください

ステップ4: 自社IT部門(またはEメールプロバイダー)が有効なSPFおよび DKIMレコードを保有していることを確認する

ご使用のEメールサービスが、有効なSPF および DKIMレコードを持っていない場合は、 AconexからのEメール通知に返信(または@oracle や @aconexのメールアドレス宛にメールを送信しても)届かない可能性があります

お客様の組織はDMARCを実装する必要はありませんが、弊社のDMARCポリシーに準拠するために、有効なSPFおよびDKIMレコードを取得している必要があります。

DMARC、 SPF、DKIMに関する詳細はこちらをご覧ください。

役立つ情報・アドバイス

上記手順を踏んでもAconexからのEメール通知が届かない場合は、 トラブルシューティングガイドをご覧ください。