組織のユーザーの役割を管理

組織の管理者は、組織のユーザーにユーザーの役割を作成したり編集したりできます。ユーザーの役割には、組織レベルのユーザーの役割と、プロジェクトレベルのユーザの役割の二つのタイプがあります。

組織レベルのユーザーの役割

組織レベル のユーザーの役割は、Aconexで実行可能・不可能な操作に対する組織での許可設定ができます。

組織のユーザーの役割設定は、以下に適用されます。: 

  • 組織内の全ユーザー
  • ユーザーの役割に割り当てられたユーザー
  • 全参加プロジェクト

注:プロジェクトによっては、プロジェクトレベルのユーザーの役割が組織レベルのユーザーの役割に優先される場合があります。詳細は、次のセクションでご説明します。

設定オプション 詳細
許可 この機能へのアクセス・実行を許可する。
許可しない この機能へのアクセスを許可しない。この設定はプロジェクトレベルのユーザーの役割では優先されません。ユーザーが複数の役割に割り当てられていて、その中の1つの役割で「許可しない」が設定されている場合は、他の役割で許可されてもその機能を使用することはできません。ほとんどの場合は、「許可しない」の代わりに「該当なし」に設定しておくことをお勧めします。
該当なし 「該当なし」に設定した場合、他のユーザーの役割を優先させることができます。デフォルト設定では「該当なし」はその機能へのアクセスは許可されていないため、「該当なし」設定はその機能への「アクセス許可が付与されていない」とみなされます。

役立つ情報・アドバイス

組織のユーザーの役割は、組織が参加しているすべてのプロジェクトに適用されます。

プロジェクトレベルのユーザの役割

特定のプロジェクトで特定のユーザーのアクセス許可を変更したい場合は、プロジェクトレベルのユーザーの役割を作成します。

プロジェクトレベルのユーザーの役割設定は、「許可しない」に設定されている場合以外は、特定のプロジェクトにおいて組織レベルの設定より優先されます。

組織レベルの役割設定が「許可しない」に設定されている場合のみ、プロジェクトレベルのユーザーの役割設定は優先されません。

設定オプション 詳細
許可 所属組織内でこのプロジェクトに参加するユーザーのアクセスを許可する。組織レベルの設定より優先されるが、そのプロジェクトにのみ適用。
許可しない 所属組織内でこのプロジェクトに参加するユーザーのアクセスを許可しない。「許可しない」に設定されている場合以外は、組織レベルの設定より優先されるが、そのプロジェクトにのみ適用。
該当なし この設定はその他のユーザーの役割によって変更できます。デフォルト設定では「該当なし」はその機能へのアクセスは許可されていないため、「該当なし」設定はその機能への「アクセス許可が付与されていない」とみなされます。

許可、許可しない、該当なしの設定例

下表、各設定の組み合わせ例をご覧ください。

組織レベルの設定 プロジェクトレベルの設定 プロジェクトでの最終的な設定
許可しない 許可 許可しない
該当なし 許可 許可
許可 許可しない 許可しない
許可 該当なし 許可
該当なし 該当なし 許可しない
該当なし 許可しない 許可しない
許可 許可 許可
許可しない 許可しない 許可しない
許可しない 該当なし 許可しない