社内ユーザーのアクセス許可問題を解決

ユーザーの役割についてご紹介します。組織の管理者は、社内のユーザーおよびユーザーがAconexで実行可能な操作をコントロールする役割を担います。

必要なアクセス許可
ユーザーの役割を割り当て
ユーザーの役割を設定

組織の管理者は、Aconex内の情報に対して 社内のユーザーが実行可能な操作や、アクセス許可をコントロールする役割を担います。ユーザーアカウントの作成無効化、システムのさまざまな領域にわたり、機能へのアクセス許可を管理します。

アクセス許可はユーザーの役割を介して管理されます。ユーザーの役割は社内の各ユーザーに設定され、割り当てられます。

はじめて組織がAconexに登録された時、 デフォルトのユーザーの役割が設定されていますが、組織によって異なるニーズに対応できるように、ユーザーの役割はカスタマイズ可能になっています。 

社内のユーザーにアクセス許可の問題が生じたり、特定の機能にアクセスできない場合は、そのユーザーに割り当てられているユーザーの役割を確認する必要があります。また、ユーザーの役割で設定される管理機能の定義もご参照ください。

それでは例を見ていきましょう。

役立つ情報・アドバイス

組織の情報にアクセスできるのは、ご自身(と社内のユーザー)だけです。これは、Oracleサポートも同じで、ユーザーの許可設定を変更することはできません。組織の管理者の役割を持つユーザーが管理する必要があります。

例 : パトリックが文書をアップロードできるようにする

同僚の1人であるパトリックが文書をアップロードするように指示されました。サポート記事に記載されている手順に従いますが、「新規文書(単一)のアップロード」オプションがみつかりません。Oracleサポートに助けを求めると、組織の管理者(あなた)に連絡するように言われ、ユーザーの役割を割り当てる手順を紹介されました。   

パトリックのAconexでの許可設定を見てみましょう。

セットアップから > 「ユーザーの役割の割当て」でパトリックを検索します。

2つのユーザーの役割「Basic」と「Basic+」が割り当てられていることがわかります。

これでは、パトリックが許可されている特定の操作へのアクセス許可については詳しくわかりませんので、「ユーザーの役割設定」をクリックして、これらの役割に許可されている権限を表示します。

両方の役割に対して、「新規文書のアップロード」操作が「該当なし」に設定されているのがわかります。それどころか、文書に関する操作は殆ど許可されていないようで、殆どが「該当なし」に設定されています。  許可、許可しない、該当なしのしくみ

この問題を解決するには、少なくとも3つの方法があります。 

  1. 割り当てられている役割の1つに当該機能へのアクセス許可を付与する 。
  2. 当該機能の許可が既に付与されている役割を割り当てる 。
  3. 新規役割を作成して、その役割に当該機能を許可し、割り当てる。

役立つ情報・アドバイス

Aconexでのアクセス許可は、「管理機能」や「許可機能」とも呼ばれることがあります。

「Document Admin(文書管理者)」の役割で当該機能へのアクセスが許可されているのがわかります。また、パトリックがアクセスする必要がありそうなその他の機能も許可されています。

なので、解決策の2を採用して、パトリックに「Document Admin(文書管理者)」の役割を割り当てましょう。

「ユーザーの役割の割当て」をクリックして、前の画面に戻ります。

「Document Admin(文書管理者)」の役割をパトリックに選択して、保存ボタンをクリックします。

役立つ情報・アドバイス

解決策の1に従ってBasicの役割に当該機能を許可してもパトリックの問題は解決しますが、そうすることで、パトリック以外のすべてのBasic役割のユーザーにも当該機能を実行可能にすることになりますので、ご注意ください。

これでパトリックは、 文書をアップロードしたり、 旧バージョンを最新に戻したり 、送付状を作成することができるようになりました。

Aconexのユーザーの役割と許可設定に関する基本を理解し、敏腕な組織の管理者に近づいてきました。