Oracle Aconex Cloud Serviceに含まれている内容は?

Aconex プロジェクトオーナー組織向け情報。

プロジェクトの準備を進めている方も、すでに本格稼働中のプロジェクトに管理者として参加した方も、Aconex クラウドサービス含まれている内容を正確に把握しておくことは大変重要です。

Aconex Cloud Service に含まれるもの

Documents

なぜ「文書」を使用するのか

「文書」モジュールでは、プロジェクトに関するすべての文書や関連ファイルを一元管理できます。いわば、プロジェクトの書類整理棚のようなものです。

建設現場でも、オフィスでも、ネットにつながる場所ならどこからでもプロジェクト情報にアクセスすることができます。

図面や仕様書、契約書やレポート、その他の書類をアップロードして管理し、共有、追跡することができます。古いバージョンの文書や、更新されていない文書で混乱を招く事態を回避できます。

簡単な検索でお探しの文書を見つけ出し、それが最新版かどうかを簡単に見極めることができます。すべてが安全かつバックアップされているため、ファイルを失くしたり、見つからないといったことはなくなります。

メール

なぜメールを使用するのか

「メール」モジュールを使用して、プロジェクトに関するあらゆるコミュニケーションのやり取りを管理・整理できます。プロジェクトのさまざまなプロセスを一箇所に集約し、組織の誰もがアクセスできるようにします。

プロジェクトの進捗を追跡し、ボトルネックを特定し、通知の山に埋もれることなく、誰もが同一の現状を把握することができます。

メールのやり取りはスレッド化され、出発点や終着点となるメールを容易に特定できるため、後で重要なメッセージを簡単に見つけ出して参照することができます。

一度送信されたメールは削除できません。そのため、プロジェクトとプロセス関連のやり取りはすべて、改ざん不可能な記録として残ります。

Workflows

なぜワークフローを使用するのか

「ワークフロー」モジュールによって、文書審査過程を管理して追跡することができます。プロジェクトの作業工程を管理する手段を提供します。

施工図や設計図書などの審査プロセスを自動化し体系化して管理することで、誰もが最新の状況を把握することができます。

ワークフローを使用して、必要なステップや各ステップの担当者を定義し、ミスや遅延の可能性を低減します。

どこまで終わって、次は何をするのか、ボトルネックはどこかなど、各審査ステップの進捗をリアルタイムで確認できます。

Tasks

なぜタスクを使用するのか

タスクページでは、RFI(情報依頼)や文書審査、パッケージなどに関する作業を管理します。個人用の「やることリスト」のようなものです。

プロジェクトでは、膨大な数の作業を終わらせないといけません。それらの作業を正確に追跡し、取り残しのないように管理します。

期限や優先順位を把握することで、最も重要な作業に集中し、遅延を回避することができます。進行中のタスクや期限超過のタスクを確認することができるのです。

タスクページによって、やるべきことが一目瞭然になります。

Field

なぜ「フィールド」を使用するのか

「フィールド」モジュールを使用することによって、建設現場の臨時・定型の両方の検査など、さまざまな現場作業を管理することができます。プロジェクトのための作業チェックリストとして機能します。

プロジェクトには管理すべき作業が多数存在します。検査の追跡、品質管理、建設現場での円滑な進行を確保しましょう。

現場での活動を記録し、写真やコメントを添付するなどして、建設現場の状況をチーム全員で共有できます。

社内の誰もが、完了すべき課題や作業、そしてその担当者をリアルタイムで確認することができます。

Tenders

なぜ「入札」を使用するのか

「入札」モジュールでは、施主、建設業者、供給業者の入札プロセスを管理できます。オンラインによるプロジェクトの入札審査ツールです。

入札案内の作成、招待、管理、応札書による提案の比較、プロジェクトに最適なオファーの選択までを管理します。

プロジェクト関連図書を入札希望者と共有し、適切な提案書を提出するために必要な情報をすべて提供します。

入札プロセスを効率化し、より迅速かつ体系的に進めることができます。

Packages

なぜ「パッケージ」を使用するのか

「パッケージ」モジュールでは、プロジェクト関連の文書や一連のメール群を体系化して整理・管理できます。プロジェクトのパッケージ・マネージャーとして機能します。

組織の作業分解構成図に合わせて文書パッケージを作成し、適切なチームメンバーと共有できます。

すべての関係者が最新の文書およびパッケージを確実に入手できるようにします。プロジェクトの重要なマイルストーンに合わせて進捗の節目を記録し、特定時点の状況を明確にします。

チームと協力してパッケージとその作業を完了するために必要な情報を収集します。

Supplier Documents

なぜ「サプライヤー文書」を使用するのか

「サプライヤー文書」を使用して、サプライヤー(供給業者)が提出した文書を管理・追跡することができます。サプライヤーからの書類や文書をすべて収集するフォルダのようなものです。

プロジェクトでは、製品仕様書や安全証明書など、サプライヤーからの特定の文書が必要となります。そのような文書を、プロジェクト全体を通して効率的に管理します。

文書を審査・検証して、プロジェクト要件および基準を満たしているかどうかを見極めます。

文書がいつ提出され、審査、承認されたのかを追跡することができます。抜け落ちている文書や納期を過ぎている文書を特定して報告できます。

Models Explore

なぜ「モデル」を使用するのか

モデル操作では、その他のソフトウェアの必要なくAconex内で3Dモデルを操作することができます。

表示する詳細やモデルの表示角度をコントロールでき、断面を表示したり、不要な情報を隠すことができます。

設計図を精査して、潜在的な問題を洗い出し、着工前に不備を早期に発見します。

Contracts

概要

契約、契約変更、支払プロセスを管理する、プロジェクトのデジタル契約管理ツールです。

すべての契約関連タスクを整理、監視し、正しく完了するようにします。

承認された予算、予測、上流・下流契約の変更を記録・保持します。

支払プロセスを効率化し、完了、処理待ち、期限超過の請求書を一目で把握できるようにします。

注意: 動画には、すべてのプロジェクトには提供されていない追加機能が含まれていますのでご了承ください。

Insights

概要

「インサイト」では、プロジェクトから得た情報を収集、分析し、データに基づく深い理解を提供します。

プロジェクトでは、たくさんのデータが生成されます。そのデータを分析して、傾向や異常事態、改善すべき領域を特定し、情報に基づく意思決定を行います。

レポートを作成し、ダッシュボードでデータを可視化し、インサイトやチャート、図表をチームや利害関係者と共有します。

データ主導のインサイトに基づいてプロジェクトのプロセスとリソース配分を最適化し、効率を高めます。

すべてのモジュールが表示されませんか? 

導入プロセス中に無効化されたモジュールがあるかもしれません。Aconexプロジェクト内のメール受信箱を確認し、合意済みのプロジェクト構成(設定内容や機能の一覧)をご確認ください。

コンサルティング、トレーニング、技術サポート

エンタープライズ契約のもとで複数のプロジェクトをご契約のお客様には、上記の内容に加えて、プロジェクト・テンプレートの開発サービスもご利用いただけます。

モビリティ、統合、セキュリティ

Mobile

概要

移動中も文書やメールにリアルタイムでアクセスできるため、常に連携し情報を共有し続けることができます。常に最新の情報をもとに作業を進めることができます。

図面の表示やマークアップ、課題や検査の追跡を簡単に行い、外出先でも十分な情報に基づいた意思決定を行うことができます。

圏外にいても、オンラインに戻った時点で自動的に情報が同期されます。

APIs

概要

Aconexを他のソフトウェアと統合し、データ同期を効率化。既存の業務フローにAconex機能をシームレスに組み込みましょう。

ニーズに特化したソリューションを構築し、プロジェクトのプロセスをカスタマイズ。プロジェクトデータから、より深い洞察を導きだしましょう。

2-Step Verification

概要

パスワードに加えて、第二段階(モバイルデバイス経由など)としてさらにユーザーに認証情報を要求することで、セキュリティーの壁を強固なものにします。

機密性の高いプロジェクト情報を保護し、不正アクセスのリスクを回避することで、プロジェクト情報の完全性・整合性を維持しましょう。

2段階認証とは

2段階認証の設定ウィザードを使用して、ご使用のデバイスに2段階認証を登録します。

Single Sign-On

概要

何度もログインすることなく、1回のログインで複数のアプリケーションにアクセスできます。

例えば、自社のネットワークにログインするだけで、再度ログイン詳細を入力することなくAconexにアクセスできるようになります。

シングル・サインオン基本情報

シングル・サインオンの設定方法、関与すべき担当者、要件と制限についてご覧ください。

これで「シングルプロジェクト契約」と「エンタープライズ契約」の標準提供内容の違いがおわかりいただけたと思います。

ただし、貴社では追加の製品やサービスを購入いただいている場合があります。その場合はすべて注文書に記載されており、注文時に指定された担当連絡先と共有されています。不明な場合は、オラクルの担当者にコピーを請求できます。 

利用可能なサービスの詳細なリストについては、以下をご覧ください:

Oracle Aconex Service Descriptions & Metrics
Oracle Construction and Engineering Cloud Professional Services