文書のアップロードプロファイルを作成

ファイル名から文書プロパティーを自動入力することで、複数文書をすばやく登録します。

殆どのプロジェクトで、ファイル名は既定ルールに従って付けられており、多くの文書プロパティーを含んでいます。アップロードプロファイルを使用するたびに、Aconexシステムがこれらのプロパティーを抽出して自動入力することができるように、ファイル名の既定形式に従ってルールセットを設定しましょう。文書アップロードプロファイルの使用は、オプショナルですが、時間の節約に役立ちます。

  1. プロジェクトセレクターからプロジェクトを選択します。
  2. モジュールメニューから文書をクリックします。
  3. アクション欄から文書を追加/更新をクリックします。

役立つ情報・アドバイス

このオプションが表示されない場合は、 新しいアップロード機能を使用していることをご確認ください。
従来のアップロード機能では、「文書」から、「複数ファイルのアップロード」を選択すると「アップロードプロファイル」にアクセスできます。

  1. アップロードプロファイルリストから、アップロードプロファイルを作成をクリックします。
    注: 既存プロファイルの鉛筆アイコンをクリックして、表示・編集することもできます。ここでは、新規プロファイルを作成します。

アップロード情報

  1. 文書アップロードプロファイルの詳細を入力します。
フィールド 詳細
プロファイル名 ひとつ前の画面に表示されるプロファイル選択のドロップダウンリストに表示される名前です。
プロファイルの詳細 アップロードプロファイルの説明を入力します。
次と共有 許可があれば、作成したアップロードプロファイルをプロジェクト全体と共有することを選択できます。それ以外の場合は、社内だけで共有されます。
デフォルトの文書値を使用 ほとんどの場合、このチェックボックスを選択したままにします。これにより、メタデータを設定するためのデフォルト値を指定できます。
ファイル名から文書の値を抽出 (以前の「ファイル名を文書番号として使用」)Aconexがファイル名から文書プロパティーを自動更新することを許可する。システムのルールセットまたは独自のルールセットを定義して柔軟性を高めます。一括更新を最大限に活用するにはこのオプションを使用します。
Zipファイルを展開 文書をアップロードする際に、「Zip ファイルのアップロード」タブを有効にします。アップロードしたときに、Zipファイルを展開したい場合に使用します。

文書のデフォルト値

このプロファイルを使用してアップロードするすべての文書に適用するタグを選択します。

 

画面右上の保存ボタンをクリックして、プロファイルを保存することをお忘れなく。

システムのルールセット

システムのルールセットによって、下記のファイル名形式から文書番号およびリビジョンを検出します。

ファイル名 文書番号 リビジョン
AB152(A).dwg AB152 A
AB152.dwg AB152 次のリビジョン番号
AB-152_A.dwg AB-152 A
A-001-A.dwg A-001 A
A-001.dwg A-001  
AB_MECH_152_A.dwg AB_MECH_152 A
AB-152_a.dwg AB-152 A
AB-152(a).dwg AB-152 A
AB-152[a].dwg AB-152 A

カスタム・ルールセット

カスタム・ルールセットによって、独自の形式を構成し、ファイル名を区切って多くの文書値を取り込むことができます。

サポートされている文書項目タイプ:
• 文字
• 文字列
• 選択リスト(単数)
• 文書番号

役立つ情報・アドバイス

文書項目値 (分類など)を適用するには、その値がプロジェクトに既に存在している必要があります。さらに値を追加する必要がある場合は、プロジェクト管理者にお問い合わせください。 

区切り記号:

ファイル名の中で値を特定できるように区切る記号(ハイフンや下線など)を選択。

ファイル名の一部をスキップする:

文書項目に自動入力する必要のないファイル名の部分をスキップします。例えば、文書値の一部でない連番をファイル名に使用しているかもしれません。ファイル名のその部分を無視してファイル名の残りの部分を続けるには「スキップ」を選択します。

文書番号に使用:

文書番号を定義するために使用する各値でこのボックスを選択します。

ファイル名から文書の値を抽出VS.文書のデフォルト値

これらの機能は両方とも、アップロードプロファイルで連携して機能させることができます。デフォルト値が最初に適用され、指定した値にカスタム・ルールセットが設定されている場合は、システムによって上書きされます。

カスタムルールセットの例

次のファイル名を例に挙げてみましょう。 AIR-1815-1-B-Approved-Ventilation Level 1.dwg

このファイル名には、文書番号、リビジョン、その他重要な値がハイフン(-)で区切られています。

わかりやすくするために、ファイル名をハイフンごとに分けて、抽出して入力できるフィールドを確認してみましょう。

ファイル名の部分 形式/文書のフィールド  
AIR   文書番号に使用
1815   文書番号に使用
1 Level 文書番号に使用
B Revision  
Approved Status  
Ventilation Level 1 Title  

役立つ情報・アドバイス

Aconexは、ファイルの拡張値(この場合.dwg)を無視します。

これで、下記画像のようにカスタムルールセットを構成する準備ができました。

カスタムルールセットとディフォルト値を組み合わせて使用することで、多くの値を取り込めるようになり、手動で値を入力する時間が短縮されました。

必ず、プロファイルを保存してください!

文書のアップロードプロファイルを使用

文書のアップロードプロファイルを作成し、保存した後、文書を追加する際に使用することができます。

多くのファイル名形式に対応するため、さまざまな組み合わせのルールセットを作成することができます。

 

プロジェクトにデフォルトのプロファイルを設定

ご自身が(Aconexプロジェクトのオーナー組織からの)プロジェクト管理者であれば、所有プロジェクトにデフォルトのアップロードプロファイルを設定できます。アップロードプロファイルのデフォルトを設定することで、アップロードするユーザーが正しいメタデータを適用できるように促すことができます。この設定は、「プロジェクト単位の設定」で、全参加組織の全ユーザーに対して適用されます。変更した場合は、プロジェクトチームに連絡することをお勧めします。

  1. セットアップから、環境設定プロジェクトタブの順に選択します。
  2. 「プロジェクト単位の設定」欄までスクロールダウンします。
  3. 「文書」欄に「プロジェクトにデフォルトのプロファイルを設定」があります。
  4. 編集」をクリックします。
  5. ドロップダウンをクリックして、そのプロジェクトのデフォルトのアップロードプロファイルを選択します。デフォルトに設定するプロファイルがリストにない場合は、そのプロジェクトで「共有」できるように設定されているかどうか確認してください。
  6. 保存をクリックします。

これで、お客様のプロジェクトのユーザーが文書を追加する際に、デフォルトのプロファイルが選択されますが、ユーザーはアップロードするたびに、別のプロファイルを選択することができます。