Aconex導入時の変更管理

Aconexを導入することは、プロジェクトチームに大きな影響を与えます。チーム全体で導入できるようにする方法をご説明します。

すべてのユーザーがトレーニングを受ける機会を持つことが重要です。システムに関する知識を身につけることが利用率を高める鍵であり、チーム全体で利用することが、プロジェクトを成功させる鍵となります。

プロジェクトを改善するためにできることを1つ提案するとすれば、プロジェクトチームのすべての参加者に最低限のトレーニングを義務付けることです。スタートガイドトレーニングで、しっかりとした基礎知識が身に付き、Aconexを活用できるようになります。そうすれば、プロジェクトを管理するために使用するデータの質が向上します。

ここでは、変更のインパクトを和らげる3つの領域について説明します。

アウェアネスとコミュニケーション

人は突然の変更を好まないものです。特に、毎日のルーティンに影響を与えるような変更はなおさらです。プロジェクトに関する情報の管理手法や配信方法を変更することは大きな問題です。根本的に行動様式を変えることになります。

これから始まる変更とその理由について事前に知らせましょう。Aconexの納品時にも、チームに参加してもらいましょう。連絡過剰だと思うかも知れませんが、 全くそのようなことはありません。

チームの認識を高めるために検討すべきプランを幾つか挙げます。

  • イントラネットページを設定する。
  • 隔週毎に全社員にメールで最新情報を送信。
  • フィードバックの仕組み(例えば導入目安箱など)を提供し、社員が実装チームと連携できるようにする。

リーダーシップとスポンサーシップ

経営幹部がAconexの使用を支援していることを社員が認識できるようにする必要があります。経営幹部が導入や使用をサポートしていなければ、成功する可能性は低くなります。

目に見える支援と実際に参加してサポートすることが必要です。すべての話し合いに参加する必要はありませんが、決定事項を下支えする必要があります。Aconex導入に関する明確な目的と目標を設定してください。

できること

  • 上級ステークホルダーの隔週会議
  • 進捗レポートのテンプレート化
  • 経営幹部から送信するアウェアネスメールの作成

知識と情報

どのような変更であっても、それを支援するための情報を必要としています。情報がなければ、言い訳もできます(すなわち抵抗されます)。そうなれば、広く採用される可能性は低くなります。必要な時に適切な情報を入手できるようにすることです。

質問に対する応えを素速く簡単に得られれば、利用率は高まり、抵抗も減るでしょう。言い訳もできません。

弊社チームは、戦略を支援しますが、実際に行うことはできません。そこでお客様の出番です。

なぜそれが起きるのか、そしてそれが自分に与える影響を知りたいだけです。

  • Aconexサポートセントラルへのリンクを提供する。
  • 最低限のトレーニングを義務付ける。
  • その作業でサブチームを手伝う「チャンピオン」を特定する。