以下の手順に従って、組織のSSO設定の一部としてアイデンティティ・ドメインの設定を行ってください。
この設定を完了するには2つの方法があります。処理を開始する際に表示される画面により異なります。殆どの場合は、Oracle CloudのIDドメイン(この記事)を使用し、その他は IDCSをご覧ください。
この手順は、IdPアプリケーションやプロバイダー(Microsoft Azure Active Directory, Microsoft ADFS, Okta)向けのものですが、SAMLベースのIdPインテグレーションはすべて、同じような手順を踏みます。
IdPアプリケーションの手順に従って、新しいSAMLベースの統合を作成します。そのためには、後でインポートするFederation Metadata XMLファイルをダウンロードする必要があります。このセットアップが完了した後で、IdPのSAMLセットアップ画面に戻り、手順を完了させることができます。
Federation Metadata XML ファイルを入手したら、IdP設定の第一段階は完了です。後で戻って完了させます。
注意:Idpでは、Entity ID (エンティティID)とアイデンティティ・ドメインのReply URL(返信URL)の入力が要求されます。プロバイダーによっては、Federation Metadata XMLをアップロードするか、Federation Metadataの詳細を手動で入力する必要があります。
例として、Entity ID(エンティティID)とRely URL(返信URL)は、アイデンティティ・ドメインのURLから以下のように生成されます:
Entity ID: https://idcs-exampleid1234.identity.oraclecloud.com:443/fed
Reply URL: https://idcs-exampleid1234.identity.oraclecloud.com/fed/v1/sp/sso
表示される画面が上記画面と異なる場合は、IDCSを使用している可能性があります。 その場合は、 こちらの手順に従ってください。
これで、概要画面が表示されます。
IdPサービスの設定に戻ります。
Your connection is successful. You may close this window and go back to the admin console. (接続に成功しました。 このウィンドウを閉じて、管理コンソールに戻ることができます。)
テストログインに失敗したら、下記のようなメッセージが表示されます。エラーの詳細を読んで、設定を修正するか、抜けているデータを追加してください。
Connection failed. Configuration may need to be modified. No user was returned during the SAML assertion to user mapping via the NameID attribute for partner Azure AD: NamedID poleary@majestic.com, user attribute name userNamed, message: ***See below***. Show Assertion Details You may close this window and go back to the admin console. (接続に失敗しました。設定を修正する必要があるかもしれません。 相手先Azure ADの NameID 属性を介したSAMLアサーションからユーザーへのマッピング中にユーザーが返されませんでした。NamedID poleary@majestic.com、ユーザー属性名userNamed、メッセージ: ***以下をご参照ください*** アサーション詳細を表示 このウィンドウを閉じて、管理コンソールに戻ることができます。)
注意:アイデンティティー・ドメインを有効化しても、既存のLobbyユーザーへの影響はありません。既存のLobbyユーザーはこれまで同様Lobbyにサインインできます。Idpポリシーを作成した後でのみ、ユーザーのサインインプロセスが変更され、組織のアイデンティティ・プロバイダーにリダイレクトされます。
この設定をオフにして、Oracle Cloudからのウェルカムメールがユーザーに送信されないようにします。このメールからAconexに移動することはできないため、送信しない方が得策でしょう。
アイデンティティー・ドメインを設定した後で、Oracleにアイデンティティー・ドメインのIDを提供する必要があります。
起票済みのサポートリクエストにドメインのURLを貼り付ける方法が最も簡単でしょう。URLは次のようになっています。:https://idcs-<ID>.identity.oraclecloud.com/ui/v1/myconsole
ドメインURLは 概要画面に表示されています。
Lobbyがお客様のアイデンティティー・ドメインを使用するように設定されたことがOracleによって確認されるまで、 アイデンティティー・プロバイダー(IdP)ポリシーを作成 することはできません。
アイデンティティー・ドメインの設定が完了しました。
次に、 アイデンティティー・プロバイダー(IdP)ポリシーを作成する必要があります。 注意:このステップを実行する前に、Lobbyがお客様のアイデンティティ・ドメインを使用するように 構成されていることをOracleが確認する 必要があります。