プロジェクトフィールドの階層を作成

プロジェクトフィールド間に関係性を構築し、正確なデータを取得できるようにします。

必要なアクセス許可
メタデータカスケーディングを管理

プロジェクトフィールドを階層化することで、プロジェクトオーナーは、ドロップダウンリスト間に関係性を設定できるため、各選択項目で関連性のある少数の選択肢だけをユーザーに提供することができます。例えば、国を選択すると、その国の州や県のリストが表示されます。

階層は、文書アップロード時(メタデータカスケーディングと同様)や、メールフォーム設定時に適用できます。

文書タイプにプロジェクトフィールドの階層を適用するには、2つのステップがあります。まず、スプレッドシートを使用して階層を作成し、アップロードします。それから、階層を適切なタイプに適用します。

階層が作成されたら、文書タイプやメールタイプ、あるいは両方ともに適用することができます。

留意点: 

  • 1つの階層で使用できるのは、 選択リスト(単数) のプロジェクトフィールドのみです。
  • 1つのプロジェクトフィールドを1つのプロジェクトの複数の階層で使用することはできません。同じ階層を複数の文書タイプに適用することができます。
  • プロジェクトでプロジェクトフィールド階層が適用されたら、アップロード画面のデーブルビューは、すべてのユーザーに対して利用不可になります。
  • 1つの文書タイプで設定できる階層の数に制限はありません。
  • 階層や他のフィールドの位置は、ドラッグ&ドロップして、最適な位置に移動させることができ、プロジェクトのニーズに特化したメタデータの順番を反映させることができます。
  • 新しいアップロード機能でのみ利用できます。

役立つ情報・アドバイス

プロジェクトフィールドの階層を適用するには、Aconexプロジェクトのオーナー組織のプロジェクト管理者である必要があります。

階層の例:

プロジェクトでプロジェクトフィールド階層を使用するには、 .csv形式に保存されたスプレッドシートの階層のテンプレートを作成する必要があります。csvファイルの列のヘッダーには、 使用するプロジェクトフィールド名が表示されます。行には、各属性を選択した時に利用可能となる値が表示されます。

下記のcsvファイルの例では、最初のプロジェクトフィールドでUSAを選択すると、次のプロジェクトフィールドでCaliforniaかTexas、あるいはGeorgiaを選択することができます。

上記階層を適用した場合のアップロード画面の例です。

プロジェクトフィールド階層を作成

  1. 各プロジェクトフィールドでユーザーが選択する値によって、その次のフィールドでどのような選択肢をユーザーに提供するか、それぞれ検討していきます。
  2. 上記表のようなスプレッドシートを作成し、各フィールドに列を設けます。各フィールドで利用可能にする値を行に入力していきます。
  3. スペルや形式がAconexで入力したものと完全に一致しているように確認します。
  4. スプレッドシートをcsv.形式に保存します。ファイルから名前を付けて保存を選択し、ファイルの種類ボックス一覧からcsv.(カンマ区切り)を選択します。

以下の点にご注意ください。

  • テンプレートに入力する値は、プロジェクトで使用されているものと全く同じ値にしてください。
  • (上図右側の)下層値の左側の上層値(上図の左側)の列は空にせずに、同じ値を繰り返し入力してください。
  • 階層ごとにファイルを作成します。
  • 同じプロジェクトフィールドを1つ以上の階層に使用しないでください。

役立つ情報・アドバイス

既存の階層を他のプロジェクトに適用する必要がありますか?階層をダウンロードして、対象プロジェクトにアップロードします。この方法は、新しくコピーしたプロジェクトがある場合に便利です。

プロジェクトフィールド階層をアップロード

  1. ナビゲーションメニューからセットアップをクリックして、プロジェクトの設定を選択します。
  2. プロジェクトフィールドをクリックして、階層を選択します。
  3. 既に階層が作成されている場合は、こちらに表示されています。各階層には、プレビュー、ダウンロード、削除のオプションが提供されています。
  1. 「階層を追加」をクリックして、プロジェクトフィールド階層の.csv ファイルを選択します。
  2. アップロードをクリックします。
  1. ファイルのアップロードが完了したことを告げるメッセージが表示されます。エラーメッセージが表示された場合は、修正して再度実行する必要があります。
  2. 必要に応じてプロジェクトに複数の階層をアップロードするには、手順4、5を繰り返します。複数の階層をアップロードする場合は、既存のファイルを削除する必要はありません。

階層を文書タイプに追加

  1. ナビゲーションメニューからセットアップをクリックして、プロジェクトの設定を選択します。
  2. 文書をクリックして文書タイプを選択します。
  1. プロジェクトフィールド階層を適用する文書タイプを選択します。
  2. 利用可能な階層がプロジェクトフィールドのリストの上部に表示されます。追加ボタンをクリックすると、その階層が文書タイプに適用されます。
  3. 階層は利用可能なフィールドリストの最下部に追加されます。6つの点々がついたボタンをクリックして、リスト上の好きな位置にドラッグして移動させます。
  4. 保存をクリックします。
  1. 画面右上のプレビューボタンをクリックして、文書のアプロード画面に移動することなく、実際どのようにフィールドがアップロード画面に表示されるのかを確認できます。

カスケード/階層をリフレッシュ

カスケード/階層をリフレッシュをクリックすると、プロジェクトのすべてのカスケーディングおよび階層のテンプレートが最適化されます。こうすることで、文書をアップロードする際、カスケード/階層の読み込みが速くなります。20,000行以上を含む、大型カスケード/階層テンプレートを使用しているプロジェクトでは、このオプションを使用することをお勧めします。2023年9月以降にアップロードされたカスケード/階層テンプレートはすべて自動的にリフレッシュされますが、このオプションをクリックして既存のテンプレートをリフレッシュすることもできます。

階層をメールフォームに追加

  1. ナビゲーションメニューからセットアップをクリックし、プロジェクトの設定を選択します。
  2. メールをクリックして、メールタイプを選択します。
  3. 階層を追加・編集したいメールタイプを見つけて、メールフォームを編集をクリックします。
  1. 利用可能な階層がプロジェクトフィールドリストの最上部に表示されます。移動アイコンをクリックしてドラッグし、フィールドを所定の場所にドロップします。フィールドは表示したい順番の場所にドロップすることができます。
  2. (オプション)ドロップしたフィールドの順番を並べ替えるには、移動アイコンを使用します。
  3. 保存をクリックします。